レッスン風景,  発達障害について

注意されるとムッとする?レッスンがうまくいかないときに思い出したいこと

目標設定

 
 

1つ注意をされるとムッとする?

 
何度も記事に書いていますが私たちは講師という職業病で「教える」というクセがついています。
時にその「教え方」は「間違い探し」に発展してしまうことがあり…「そこ違うよ」とストレートに指摘してしまいます。
その指摘は間違いではないのですが、生徒さんから見るといきなり「否定」されたものだから、時には落ち込んでしまったり、あるいはムッとしてしまうことも…!
そこまでいかなくても、指摘をされてとりあえずその場では正しい音で弾けたとしても、翌週になるとまた間違った音を弾いていた、ということもあります。
ピアノレッスンではあるあるで、発達特性があってもなくても、何回言っても直してもらえなくて悩まれる先生、多いんです。苦笑。
 
なぜ、生徒さんは「何度同じことを言われても修正」しない、あるいは修正「できない」のでしょう。
それは、もしかして、生徒さんの「時間感覚」的な問題もあるかもしれません。
 
 

子どもは先の予測を立たせることが難しい

 
もし大人の生徒さんが趣味でピアノを始めたとしたら、何か目標を持って入会される方が多いような気がします。
例えば、好きな曲が弾けるようになりたいとか、小さい頃から憧れてたとか、何かしら「目標」があるから、大人になってからの趣味、という意味でスタートしやすい気がします。
ところが子どもは、親御さんの「我が子がピアノが弾けるようになってほしい」とか、「習い事の1つとして」とか、親御さんの意向があってスタートすることも多いです。
特に日本のピアノレッスンは小さいうちから始めるのが良いと思う人が多いので(私個人的にはそれが絶対良いとは思っていません)、幼稚園くらいの子どもが「ピアノ習いたい!」と自分から言って始めた子はあまりいないですよね。
となると、習う本人からすると、目標もわからずにピアノレッスンがスタートするわけです。
つまり、「講師からの1つ1つの指摘が、将来の自分のどこのために良いことが起きて、その指摘を直すことによって自分がこんな曲が弾けるようになるよ」というような、先の見通しがまったく立たないし、目標も何がなんだかわからない、ということなんですね。
それでは「修正しようとする意欲」がないのは当然ですね。
 
 

レッスンで行う「課題」は1つ1つ意味があるもの、だけど…

 
講師は、何の計画も立てずにレッスンはしていません。
今日この課題をやって、できたら次はこの課題ができるようになってほしい、と、先の見通しを考えてレッスンをしている先生が多いと思います。
ですので、「今日のこの課題」は、次の課題につながるので、真剣に取り組んでほしいんですよね。
 
ところが、「次の課題」がまったく見えない子どもからすると、「今日のこの課題」をやる意味も見出せないですから、「やる気」が起きないことがあります。
どこかつまらなそう〜に弾いていたり、課題を適当に仕上げてしまったり…
これって、生徒さんの「やる気」がないのが悪いわけではない気がします。
先生はただ課題を与えればいいというものではなく、課題をこなしてもらうことで「これこれこのことにつながるんだよ、そうしたらここまでできるようになるんだよ」と、先を提示してあげていないんじゃないかなという気がするのです。
だから、生徒さんのモチベが下がってしまうんじゃないかなと。
 
1つ1つ、確実に意味のある課題を講師は提供しているのですが、なかなかそれが通じ合えない時もあるんですね。
 
 

課題の”意味”を伝えることが大事

 
子どもがレッスンで同じ指摘を何度も繰り返してしまうのは、「やる気がない」からではなく、未来の見通しを立てる力がまだ育っていないから。
講師が当たり前に持っている“先の計画”は、子どもには見えていません。
だからこそ、課題の意味や「この先どうつながるのか」を丁寧に示すことが、子どもの意欲と理解を育てる鍵になります。
 
指摘は“否定”ではなく“未来への道しるべ”として伝わるように、橋渡しをしていくことが大切なのですね。
 
 


 
最新の投稿はこちら
 

 

 


 
最新のレッスン空き情報はアメブロから