癇癪との付き合い方?

 
 

子どもの癇癪を見るのって・・・

 
子どもが癇癪を起こす時。その様子を見るのって、親としては辛いというか、いやというか、
早くおさまって欲しい!と思いますよね。
 
子どもはどんな時に癇癪を起こすのでしょう。
ペクス®️を学んでいきますと、「子どもの要求が通らない時に起こしている反応」だということがよくわかります。
なので、子どもには「要求をさせる」ということが基本になります。
子どもの要求って、一体なんでしょう。それを知ることが大事なんですね。
 
 

子どもの行動を観察すると「要求」が見えてくる

 
我が子が「人前であまり自分の要求を表に出せていない」と感じた時はとても焦りました。
この子は社会に出た時に「当たり前にできなくてはいけない人との関わりができないのではないか」
そう思った瞬間、子どもには「どんどん要求をさせよう」と思い、行動観察シートというのを作りました。
これは実際に我が子で試してみたシートです。
すると、気づかないうちに子どもに対して「プロンプト」を出しすぎていたことに気づきました。
例えば…子どもが必要だろうなと思うものを先に買ってきてあげたり、子どもが必要だろうと思う道具を先に出してあげたり…
自分では結構プロンプトを抜いてきたつもり、でしたので、本当に焦りましたね。
 
この「プロンプト」の出し過ぎは、子どもは「親が当たり前に出してくれるだろう、用意してくれるだろう」と待ってしまいます。
待っていて、親が出してくれたら満足します。
しかし、親が期待通りのものを子どもに出さなかったとします。そうなると、子どもは「違う!!!」となるのです。
つまり、「自分の要求(思った通りの行動)が通らなかった時(親がしなかった)」時に癇癪になるのです。
 
 

時々見かける親御さんの「間違った対応」?

 
癇癪の多いお子さんの様子を拝見していると、子どもが「要求が通らなくて怒った時」に、親御さんが「はいはいすみません」と子どもの言うことを聞いてしまっているシーンをよく見かけます。
例えばの例ですが、子どもが親御さんと一緒に積み木で遊んでいたとします。子どもは「ママ一緒に積んで」と最初はお願いをします。
そのうちに、(ここにあの色の積み木を乗せて欲しい)と子どもが思ったのか、「ママここにも」と言ったとします。ママは「はいはい」と言って積み木を積みますが、子どもの希望通りの積み木の色ではなかったためか、「違う!」と突然怒り出します。
この怒った瞬間に、「そんな言い方しないの」などと注意をするママはほとんどいなくて、
多くのママは「え、じゃぁどれ?(あるいはどこ?)」と、すぐに子どもの「怒り」を認めてしまうのです。そんな風に怒りを「認めてくれた」子どもとしては、「こっち!違う!こっち!」と次から次へとどんどん「要求」を激しくしていきます。ママは、これ以上怒って欲しくなくて、「ごめんごめん、どこ?」と相変わらず子どものいう通りに行動しようとしてしまいます。
これでは、子どもの言いなりになってしまうと私は感じてしまいます。
 
 
私はすかさず「そんな言い方しないんだよ、怒るんじゃなくて、ママお願いここにおいてってちゃんと言わないとダメなんだよ」と子どもに伝えます。
ママも、「どうして欲しいの?」と子どもに説明してもらえるよう、促せばいいのですが、ついつい「これ以上怒ってほしくない」心理が働いてしまって、言うことを聞いてしまうんですよね。
 
 

「いけないこと」はきちんと「教えてあげて欲しい」

 
子どもは「どんな言い方が良くて、どんな言い方が悪い」あるいは「相手を傷つける言葉」などをまだ知りません。
知らないうちは、当然いろんな言い方をしますし、いろんな言葉を覚えたら、使いたくなるでしょう。
だからこそ、親はそれらを子どもに教えてあげて欲しいのです。
 
「正しい、正しくない」ではなく、「相手がどう思うか」や、「相手の立場」も、子どもが小さい段階で教えてあげたいものですね。
 
 


 
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