レッスン風景,  発達障害について

子どもの理解を深める「分類分け」指導法って?

ひらめいた女性

  
 

「教えている」だけでは子どもは理解できない

 
先日の記事にも書いたように、私たちピアノ講師は「教える」ことが仕事です。
教えていますと、どうしても「ここを教えたい」「ここまでわかってもらいたい」と、ついつい欲が出てきてしまいます。
「欲」というのはあまり良い言葉ではありませんが、「理解して欲しい!」と思うあまり、私たちの目標が高くなっていくんですね。
これ、レッスンしていますと、あるあるな話です。
 
私たちの目標が高くなると、子どもたちがどこまで理解ができていて、どこからが理解できていないのか、見落としてしまう瞬間が出てきてしまいます。
そうなると、一方通行な指導になってしまいますので、本当に身についたのか、こちらにも判断ができなくなることがあります。
これは避けたいところです。
 
 

まずは「分ける」ところから

 
「わかる」ことは「分ける」こと。なのだそうです。
 

物事を「わかる」ためには「分ける」ことが大切です。
教師としては、2つの意味で、「分ける」という意識を持つことが大事です。カテゴライズ(種類分け)と関連付けをしていくことは、学習や仕事の基本でもあります。

ひとつは、子供達に「分ける」力をつけること、もう一つは、仕事をする時に「分ける」作業を意識することです。

https://edupedia.jp/archives/14037

 
「わかる」ためにはまずは様々な分類に分けていかなければいけないのですね。
 
 

 
 

まずは細かいところから分類する

  
当教室の音楽療育は、まさにこの「分ける」ところからスタートします。
一番最初は「近似的認知力」。ここでは、例えば今この部屋の中にあるすべての物を見渡して、「同じ色のもの」を探していくような感じです。
例えば、この部屋には「黒」があるかな?と子どもに聞いていきます。ピアノレッスン中であれば真っ先に「ピアノ」が出てきますよね。
次に黒鍵も見つけられるでしょう。黒いペンや、私の髪の毛の色も黒かもしれません笑
 
次に赤ペンを見つけたとしましょう。では部屋の中の「赤いモノ」あるかな?と、どんどんその発見を広げていきます。 
 
これ、楽譜でも同じなんですね。
白い紙に黒いモノがごちゃごちゃと書いてあっても、何がなんだか分かりません。
ですので、まずは黒いものをいろいろと「分けて」いきます。
例えば、「黒いマルはどこにある?」とか「白いマルはどこにある?」とかです。
小さい黒丸もあれば、大きい黒丸もある。点が並んでいたりもする。
そうしてみていくと、次に「線」があることにも気づくでしょう。
このように、楽譜を「分けて」いく=アナリーゼをしていくと、楽譜も簡単に見えてきたりします。
 
細かい「分類」ができたら、次は「大きな分類」です。
同じフレーズを探す、同じリズムを探す、同じ音を探す。などなど…
こうしていくと、1曲を最終的には全体的に見ることができますので、1曲がスムーズに仕上がることがあります。
こうして、「わかってもらう」のですね。
 
 
私たちがレッスンをしていて、子どもがちょっと「理解できてなさそうだな?」と思ったら、まずはそこを「分解」してみること。
日々のレッスンでしっかりと意識していきたいものです。
 
 



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