「褒める」ことは恥ずかしい?

人的強化子を嫌がる子もいる
支援級や支援の先生方、あるいは親御さんから「褒めることができない」とか「恥ずかしい」というお声を聞いたことがあります。
褒めるって、確かに難しいですよね!どう褒めたらいいのか?わからない時もありますし、どんな声掛けがいいのか、悩むこともあります。
子育て中のお母さんは特に、どう褒めてあげたらいいのかわからないことも多いかもしれません(私がそうでした〜…)
いわゆる「人的強化子(褒め言葉やハグ)」は、子どもによってはあまり好きじゃない子もいます。
それは発達特性の「報酬系回路の弱さ」から来るものとは別で、褒められることが恥ずかしかったり、褒められ慣れてない、ということもあったりします。
ここで言う「恥ずかしい」と「褒められ慣れてない」、実はどちらも同じような理由かもしれないなと私は思います。
褒められ慣れてない人って、褒めることも苦手になる気がするのです。
特にお母さんが子どもに褒められない、褒めるのが苦手、と思っている人は、もしかして、お母さん自身があまり小さい頃から褒められることが多くなかった…のではないかなと思うのです。(私がそうだったからなのですが…)
そうなると、子どもにも褒めてあげられない。褒められることが少ない子は、時々人から褒められると恥ずかしい思いになったりする…のではないかなと思うのです。
あるいは、逆に褒められ過ぎている子も、褒められると嬉しくないという子もいるかもしれません。
褒められ過ぎている場合は、例えば課題ができてないのに「できてるじゃん!」と言われたり、本当にできない、わからないことなのに「できるでしょ?大丈夫大丈夫」と常にできるような促しをされたり。
似たようなことで私自身の話ですが、小学1年生の時に、母親が担任の先生に「この子はピアノができますので」と報告されたことがありました。
これは嫌でしたね〜。そんなこと言ってほしくなかったです。
そういう私は小さい頃は、直接の褒め言葉はほとんど言われたことがなかったので、褒められ慣れていませんでした。
そう考えると、いつでも褒めて欲しいとは言いながら「人的強化子」はあげることが難しいと言えるかもしれません。
その子の存在価値を認めていることを理解してもらうために
承認欲求について記事をいくつか書きましたが、承認欲求は「その子自身の存在価値を認めていること」が、子ども自身にも伝われば、減っていく気がします。
当教室に通って来るお子さんの中で、教室前に着いてもなかなかレッスン室の中に入って来ない子が時々いたりします。
面白がってわざと入ってこないのか?他に理由があるのか?は分かりませんが、しばらくレッスン室の前でうろうろしています。
もちろん、親御さんも中に入るよう促してくれますが、なかなか入らない。
そんな場合には、「きてくれてありがとう」と言ってハグをしたいように両手を広げたりします。
「ここ」に来てくれるだけで嬉しいよ、ということを伝えるようにしています。
「ここ」が、子どもたちにとって楽しい場所であり、「ここ」という場所そのものが強化子になるように、私たちがその子を迎え入れてあげることはとても大切なことだと思います。
進んでレッスン室に入ってくれるような環境を整えることも、講師として大切なことなのですね。
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