日々のつぶやき,  発達障害について

承認欲求が強くなりすぎないように

ハグする親子

 
 

承認欲求が強くなるもう1つの理由

 
昨年12月31日の記事では、「承認欲求が強い子は普段から「条件付きの報酬」が与えられていることが多い可能性がある」と書きました。
なぜ「条件付きの報酬」が多いと、承認欲求が強くなってしまうのでしょうか。
いろいろと調べていきますと、とあるサイトにちょっとびっくりしたことが書かれていました。
案外、皆さんが「盲点」となっているところな気がします。
 
先日の記事にも書きましたように、生徒さんの中で「自分は⚪︎⚪︎が苦手」とはっきり言える子がいると書きました。
自分の得手不得手をしっかりと自分でわかっているということは、ある意味すごいことなのだと思います。
しかし、そのサイトに書かれていたことはこんなことでした。
 

なぜ承認欲求が強くなるのか、その理由のうち、主なものをご紹介します。
①自分から認めてもらえない
②両親からの愛情不足
③認められた経験が少ない

引用記事はこちら

 
この中で特に注目したいのが①の「自分から認めてもらえない」
そう、これ、私もそうでした。そう思うことはみなさんにも、一度はあるのではないでしょうか。
何か失敗をしてしまった時に、「あ、私、また失敗しちゃった」「私ってダメダメだな」「だから自分ってこうなんだ…」「だから自分大嫌い」
などなど…
 
自分の失敗を認めて、次に向かってまた挑戦することはとても大事なことです。
でも、どうでしょうか。そんな「自分」は、いつ「自分」を褒めてあげるのでしょうか。
いつ「自分」から認めてもらえるのでしょうか?
世の中で、自分が一番誰に認めてもらいたいのか?それは、自分自身なのだ、ということ。
これって、とっても大事なこと。忘れてはいけないこと。
自分で自分を愛せなければ人は本当に人は愛せない、と、昔聞いたことがある気がしますが、まさにこのことなのかもしれません。
 
 

人的強化子はいつでもどこでもあげて欲しい

 
ではどうしたら自分で自分を認めることができるようになるのでしょう。
私の考えは、やはり上記の「②」がとても重要だと考えます。
ご両親としては愛情を充分にそそいでいるつもりでも、もしかしてそれが「条件付きの愛情」だとしたら?
特に母親の言葉って、子どもからするととっても偉大なんです。
 
時々記事にも書きますが、例えば体験レッスンなどで初めてお会いした生徒さん親子と、最初のご挨拶をする時。
「こんにちは」と声をかけても下を向く子がいたりします。
すかさず親御さんが「ほら、こんにちは、は?」と声をかけると、ますます下を向く子がいます。
そうなると親御さんの出番ですね。「うちの子、人見知りなんです」
 
私としてはこれを子どもさんの前で言ってほしくないんですね。お母さんの言葉は偉大、なので、お母さんが「人見知り」だと言ったら、子どもは純粋に「あ、私って人見知りなんだ」と思うようになります。
そして、お母さんの前では「人見知り」を演じたりすることも出てくる場合があります。
このように、親御さんの「一言一言」が、子どもに大きな影響を与えることがある(私も気をつけないと…)ため、例えば親御さんが「あなたは⚪︎⚪︎が苦手なのよね」と何気なく言ったセリフであっても、子どもは真剣に受け止めてしまうことがある…
そしてその苦手を克服して欲しいからと、「⚪︎⚪︎ができるようになったら人的強化子をあげる」なんていうことをしてしまっていたとしたら、
その子はますます「その苦手な⚪︎⚪︎」が嫌いになってしまうかもしれません。
それは「自分のために苦手を克服する」のではなく、「親御さんの人的強化子(褒め言葉やハグ)が欲しいから仕方なくやる」という行動にもつながってしまう…?かもしれません。
 
なので、「親御さんの人的強化子(褒め言葉やハグ)はいつでもどこでもあげて欲しい」と思います。
課題ができたからではなく、苦手なことをやろうとしたからではなく、できなくても、できても、何もしていなくても「人的強化子(褒め言葉やハグ)」はあげていいもの、なのだと思います。
そうすることで、「自分で自分を認めること」ができるようになるのだと私は思います。
 
 

物的強化子は課題ができた時に

 
一方で、「物的強化子」は、それこそ、何か課題ができた時にあげて欲しいです。
「これを頑張ったらこれがもらえる」という行動力を高めることで、次の行動でも同じ行動ができるよう、促してもらいたいです。
この時の「物的強化子」は、最初はおやつでも大丈夫です。チョコレートでも飴でもグミでも、なんでもいいです。
その「行動」を促すためのものですから、小さなものでも大丈夫です。
 
しかしながら、甘いチョコレートをいつまでもあげたくはないこともありますね。
虫歯も心配だし、なにしろカロリーが…ということで、その「物的強化子」はやがて少しずつ、「役に立つもの」に変えていけばいいのだろうと私は思います。
例えば、学校で使う消しゴムや鉛筆、筆箱、あるいは習い事などで使うカバンなどもいいでしょう。
そのうちに、大きくなったら食べるものも変わってきます。例えばなにか食べたいものがあった時、「じゃぁ宿題が終わったら一緒に買い物に行こう」となれば、買い物の経験もさせてあげられますし、お店の人との交流も教えてあげることができますし、お金の計算もしてもらえる、さらに、自分が食べたかったものが食べられる(強化子)になればいいですね。
 
こうして、「将来子どもが役に立つであろう強化子」に変えていくことで、「モチベーション」をあげることができればいいのだと思います。
 
 

承認欲求をゲームや動画に求めないように

 
自分自身の存在を「認めてくれるもの」が、「ゲームに勝つこと」にならないようにするために、自分に自信が持てるような人に成長して欲しいです。
これは、我が子にも言えることで、(我が子はそれほどゲームにハマってはいませんが)「承認欲求を得るためにゲームに勝とう」という気持ちになることがないよう、これからもしっかりと見守っていきたいものです。
 
 


 
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